TOEICのPart2は難しい?苦手な人に見てほしい対策のコツ

toeicpart2の対策キャッチ

TOEICのPart2は独特な問題形式で解きにくく、苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか?

問題数が25問とリスニングの1/4を占めているため、しっかりと対策して正解率を上げることで、リスニングスコアを大幅に伸ばすことにつながります。

Part2の正答率を上げるためには、英語力だけでなくテクニックも身につける必要があり、形式に慣れたり、ちょっとした解き方のコツを使うだけで点数が上がることも多いです。

そこで、本記事では、TOEICのPart2が難しく感じている方、苦手意識を持っている方に向けて、

・TOEICのPart2を苦手だと感じるよくある理由
・TOEIC part2の問題形式と問題数
・Part2が苦手で難しいと思ったら実践してほしいコツ

などを紹介します。

Part2内で出題される問題のパターン別の解き方やコツをまとめたので、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

TOEICのPart2は難しいの?

TOEICのPart2は年々難しくなってきているものの、難易度自体はあまり高くありません

そのため、問題形式や高得点を取るコツを使うことに慣れれば満点に近い点数を目指すことができます。

しかし、特にTOEICに慣れていない段階では、TOEIC Part2に対して苦手意識を持ってしまう方も少なくないのではないでしょうか?

TOEICのPart2が難しく感じ、なかなか正答率を上げることができない方もいることでしょう。

数年前までは、とりあえず文頭に集中して疑問詞(Who Whatなど)を聞き取れれば、問題なく高得点を取得できていましたが、最近は問題パターンが増えたことや、問題文に回答の選択肢がひねられているものが多くなってきている印象を受けました。

例えば、「Do you -?」に対する回答の選択肢に、YesかNoが入ってきていましたが、最近の問題ではYesかNoが含まれていない選択肢も出題されるようになっています。

そのため、TOEICのPart2で高得点を取得するためには、文頭に集中することに加えて、リスニング力の強化やその他のコツも組み合わせることが重要となります。

コツやテクニックはなんとなく理解しているけど、スコアが伸び悩んでいる方は、TOEIC Part2対策におすすめの勉強法や問題集を下記記事でまとめているため、そちらも合わせてご覧ください。

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TOEIC part2の問題形式と問題数

TOEICのPart2は応答問題と言われており、読み上げられた短い文章に対する回答を3つの選択肢から選んで回答します。

全部で25問ある上に、テンポよく進むので集中力が求められます。

TOEICの他の問題は4択なので、選択肢が3つしかないPart2は慣れれば解きやすいです。

問題用紙には「Mark your answer on your answer sheet.」とだけ記載されており、問いかけも選択肢もどちらも記載されていないのが特徴になります。

問いかけに続いて、3つの選択肢が読み上げられるため、問いかけへの返答として最も適切な選択肢を選ぶ必要があります。

TOEICのPart2を苦手だと感じるよくある理由

ここからは、TOEICのPart2を苦手だと感じる理由をいくつか見ていきましょう。

短文がひたすら読み上げられるから

まず一つ目に、文脈のない短文がひたすら読み上げられるためです。

集中力を維持しながらテンポ良く問題を解いていく必要があり、選択肢で悩んでいると次の問題を聞き逃してしまう可能性もあります。

ついつい悩んでしまう方は、連続で問題を落としてしまうこともあるため、苦手だと感じているのではないでしょうか?

回答として遠回しなものがあるから

次に、回答として直接的ではなく、遠回しになっているものがある点も挙げられます。

場所や時間を聞かれた際に、「〇〇さんに聞いてください。」や「掲示板に貼り出されていましたよ。」といった回答が正解となることもあるため、ややこしいですよね。

そんなややこしさが原因で苦手だと感じてしまう方も多いと思います。

Part2が苦手で難しいと思ったら実践してほしいコツ

それではPart2が難しいと思っている方に向けて実践してみていただきたいコツをご紹介します。

最初の単語に集中する

問いかけの文章の文頭に集中し、WhoやWhereなどの疑問詞を聞き分けることで、選択肢を全文聞き取れなくても正解できる場合があります。

選択肢の聞き取りがうまくいかなくても、「場所」に関して話しているのか、「人の名前」が出てきているのかなどが分かれば、正解率を上げることができます。

例えば

Q: Where is the party today?

という問いかけ文を例にすると、文頭に集中し、“Where“の部分をしっかりと聞き取りましょう。

文頭の“Where“が聞き取れていれば、問いかけの後に読み上げられる選択肢の中から、建物の名前や何階の部屋なのかなど、”どこ”かを読み上げている文章を選べば良いのです。

問いかけの文が「Where is the party today?」であり、答えの選択肢が

A: In John’s house.
B: He hosts the party.
C: It’s Friday night.

の3つだった場合に、場所を示しているのは選択肢Aのみです。

デメリットとしては、事前に問題集などを使って慣れる必要があることです。

そうは言っても、「特急シリーズ」の問題集を1巡~2巡すればコツは掴めると思うのでぜひ試してみてください。

問題と同じ単語が選択肢に出てきたら答えから外す

次に、TOEICを受ける前日でも実践できるテクニックで、問いかけ文に含まれる単語や単語と似た発音のものが含まれた選択肢に注意しましょう。

友人の話を聞くと、問いかけに出た単語が選択肢として聞こえるとついつい選びたくなってしまうようです。

今本記事を読んでいるあなたも当てはまっているのではないでしょうか?

Part2の問いかけ文に含まれていた単語と同じもの、または似た発音の単語が含まれた選択肢は正解になりにくい印象です。

注意点として、このテクニックは100%ではないため、自身で聞き取れなかった場合のみ、似た単語が出てきた選択肢を除外するようにしましょう。

消去法を使う

先ほど記載しましたが、Part2は問いかけに対して、少し捻った選択肢が用意されている場合があります。

この時に、消去法を使うことで、聞き取れなくても正解に近づくことができます。

「3つの中から1つの正解を選ぶ」という考え方から、「3つの中から間違ったものを2つを除外する。そして残ったものを正解とする」といった形に考え方を変えるイメージです。

実際に解くときの流れは、下記の通りです。

STEP
鉛筆を選択肢Aの上に置く
STEP
Aが不正解と思った場合はBに鉛筆を移動させる

Aが正解と判断した場合、もしくは聞き取れなかった場合は、「そのままAの上」に鉛筆を置いたままにする。

STEP
Bを聞いて不正解だと思った場合はCに鉛筆を移動させる

このとき、Aの上に鉛筆がある方は、AとBでどちらが正解に近いかを選んで、その選択肢の上に鉛筆を移動させる。


Bが正解と判断した場合、もしくは聞き取れなかった場合は、鉛筆をBの上に置いたままにする。

STEP
Cを聞いて正解と思った、もしくは聞き取れなかったらCを塗る

この時、Aの上に鉛筆がある方は、AとCでどちらが間違ってそうかを判断して残った方を塗りつぶす。


この時、Bの上に鉛筆がある方は、BとCでどちらが間違ってそうかを判断して残った方を塗りつぶす。

注意点としては、全選択肢が聞き取れなかった場合はこのテクニックが使えないので、3つ中2つは聞き取る必要があります。

そのため、リスニングの対策とこのテクニックを併用してみてください。

以下のような質問と選択肢だった場合には、最初にAが消えたとすると、BとCで時間について話しているのはCなので正解はCになります。

Q: When was the last time to visit your hometown?
A: It’s on the third floor.
B: My hometown is in Osaka.
C: Last summer.


こちら個人的におすすめしたいアイテムです。

芯が太くて他の鉛筆やシャープペンシルと比べて、早くマークシートを塗りつぶすことができます。

マークシートを塗るのに時間がかかってしまう方はぜひ一度試してみてください。

解けなくても切り替える

TOEICのリスニング全般に言えることですが、問題が解けなくてもテンポ良く次の問題に進みましょう。

意外と多いのが、前の問題を引きずってしまい、次に影響が出るパターンです。

僕も経験しましたが、「1問も落としたくない」と思うとズルズルと遅れが出て、次の問題やその次の問題まで解けなくなってしまいますよね。

TOEICは難しい問題と簡単な問題が混ざっているので、難しい問題で悩んで簡単な問題を落とすともったいないです。

もし解けない問題があっても、

難しいから周りも解けてないでしょ!

くらいの意気込みで飛ばしてしまってください。

ディレクションは聞かない

こちらもTOEICのリスニング全体に共通するものですが、問題のディレクションが流れている時間は、「脳を休める」か「Part3とPart4の先読みをする」ようにしましょう。

気がついたらぼーっとしてしまった。

とならないように、本番以外でも全体を通して問題を解き、上手にペース配分できるように練習しましょう。

疑問文の形が少し変わっても気にしない(付加疑問文と否定疑問文)

付加疑問文や否定疑問文など、疑問文の形が変わっても聞かれている内容は同じなので、困惑せずに落ち着いて解くように気をつけましょう。

TOEIC Part2の問いかけが疑問詞で始まるパターンとその対策

ここからは各問題パターンとその対策を見ていきましょう。

TOEIC Part2の問いかけのパターンとして頻出するものの一つに、疑問詞から始まる問いかけ文があります。

・When(いつ)
・Where(どこ)
・Who(誰)
・What(何)
・Why(なぜ)
・Which(どちら)
・How(どのように)など

がこの問題にあたります。

こうした疑問詞で始まる問いかけに対しては、YesやNoが入った選択肢は間違えになるので、選択肢から外すように注意しましょう。

本番で焦るとついつい選んでしまうこともあると思うので、練習して慣れるようにしましょう。

疑問詞で始まる問いかけ問題に正解するためには、文頭の単語を聞き漏らさないようにしましょう。

反対に、全体を聞き取れなくても解答できるケースが多いので、確実に正解できるように、問題集などで練習しましょう。

Whoで聞かれている問題に対しては、人の名前が入っている場合が基本的に答えとなるように、疑問詞の先頭が分かれば問題が解きやすくなります。

「〇〇に聞いたら?」のような返答「知らない」といった返答が解答になることもあるのでご注意ください。

TOEIC Part2の問いかけが疑問詞以外を使ったパターンとその対策

TOEICのPart2では、疑問詞以外を使った疑問文も出題されます。

ここでは、いくつかの問題パターンを見ていきましょう。

YesかNoを尋ねる形

こちらの問題形式では「Do you ~?」や「Could you ~?」などの問いかけ文が出題されます。

数年前まではYesかNoが含まれた選択肢が正解となることが多かったのですが、最近はYesかNoが選択肢に含まれていないこともあります。

例えば、「Did you go to the concert last night?(昨日はコンサートに行ったの?)」という問いかけに対して、「I was busy with work.(仕事が忙しかった。)」という選択肢が解答になる場合があります。

このように、こちらの問題パターンでは、先頭だけに集中しても解答できないケースが増えてきています。

そのため、先頭と文中の動詞、形容詞に注意して聞くようにしましょう。

「Could you~?」や「Would you~?」などの問題に対する回答として、YesかNoではなく、「Sure.」や「Of course.」などが解答になる場合もあるので、先頭+動詞、形容詞などに集中して、自然な会話になるように選択肢を選びましょう。

付加疑問文

付加疑問文は「You’re going to move to Tokyo next week, aren’t you?」のように文末にフレーズがついているパターンです。

普通に平叙文っぽく文章が読まれて、最後の最後で疑問系に変わるので少し厄介な問題です。

しかし、一度形式に慣れて疑問文であることを認識できると、問題についての考え方はYesかNoを尋ねる形式の問いかけとほとんど同じです。

「~don’t you?」や「~isn’t it?」などが文末についても、「〜ですよね?」といった意味に変わるだけなので気にしなくて大丈夫です。

上記の例でいくと、

You are going to move to Tokyo next week, aren’t you?(来週東京に引っ越すんだよね?)
Are you going to move to Tokyo next week?(来週東京に引っ越すの?)

といったくらいの違いになるので、基本的に聞いている内容は同じになります。

否定疑問文

否定疑問文は「Isn’t it ~?」や「Aren’t you~?」のように文頭が否定系で始まる問いかけです。

付加疑問文の時に使った文を例に出すと、「Aren’t you goint to move to Tokyo next week?」となります。

こちらも「来週東京に引っ越さないの?」といった意味になり、聞いている内容は通常の疑問文と同じです。

また、英語では「Aren’t you ~?」でも「Are you ~?」でも引っ越す場合はYes、引っ越さない場合はNoと解答するので、特に意識せずに動詞や形容詞部分を聞き取るように気をつけましょう。

AかBを選ぶ形式の疑問文

AかBを選ぶような問いかけの問題も出されます。

一番簡単な例で言うと、「Which do you like, sushi or yakiniku?(寿司と焼肉どっちが好きですか?)」みたいな問いかけ文です。

単純にAかBを答えている選択肢が正解となる場合もありますが、下記のような選択肢が回答となることも多いです。

日本語英語
どっちもありI like both of them.
どちらでも良い・Either is fine for me.
・It doesn’t matter.
・I don’t mind.
まだ決まってないI haven’t decided it yet.
他の人に聞くAsk john about it.
別の選択肢を提案するHow about C?

AorBを選ぶ形式の疑問文はパターンを覚えると回答しやすいので問題集を解いてしっかりと対策しましょう。

YesかNoが含まれた選択肢は回答として不適切なので選ばないようにしましょう。

TOEIC Part2の問いかけが平叙文であるパターンとその対策

平叙文とは「I’m going to the movies tonight.(今夜は映画に行きます。)」などの捻りのない文章です。

このような問いかけに対する回答としては「That sounds good.(いいね。)」などの賛成のコメントや質問文などが正解の選択肢になりやすいです。

問題にもよりますが、何かを買おうとしている方に、まだ買うべきじゃないよ、といった形で反対する意見を出すこともあります。

TOEICのPart2を解くときのコツに関するQ&A

最後に、TOEICのPart2を解くときのコツに関するQ&Aを確認していきましょう。

TOEIC Part2の問題形式とは? 

TOEIC Part2では、1つの問いかけと3つの選択肢が読み上げられます。

問いかけに対して最も適切な回答を選択肢から選びます。

TOEICのPart2は全部何問ですか?

TOEICのPart2は全部で25問です。

TOEICのPart2が聞き取れない理由はなんですか?

TOEICのPart2が聞き取れない理由としては以下のようなものがあります。
・文頭に意識が向いていない
・英語の音を聞くのに慣れていない
・語彙力が足りていない
・音の変化に対応できていない

まとめ

いかがでしたか?

本記事では、TOEICのPart2が難しくて苦手意識を持っている方に向けて、TOEIC Part2を苦手だと感じてしまう理由や高得点を取るために使えるコツを紹介しました。

試験直前で時間がない方にとっては使えないコツもありましたが、しっかりと問題集を解いて形式に慣れ、今回紹介したコツを使いこなせるようになると、短い期間で満点に近い点数が取れるようになることでしょう。

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ちなみに、効率的なTOEICのPart2対策におすすめの勉強方法や問題集をまとめた記事も公開しているので、興味がある方はあわせてご覧ください。

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