TOEICは時間配分が鍵?リスニングとリーディングの時間のかけ方をそれぞれ解説!

TOEICの時間配分を考えている人の画像

TOEICで高得点を取るためには、時間配分が非常に重要です。

TOEICの時間配分ってどうしたら良いの?

難しいよね。今回はそこら辺を紹介していくよ。

特にリーディングでは、それぞれのパートにかける時間を変えるだけでもスコアが変わる場合があります。

そこで、本記事では、TOEICの時間配分で悩んでいる方に向けて下記を紹介します。

この記事から分かること
  • TOEICで時間配分が重要な理由
  • 各セクションの時間配分
  • TOEICを時間内に解き終わるために必要なこと

ぜひ最後までご覧ください。

これから初めてTOEIC対策に取り組む方は下記記事もあわせてご覧ください。

あわせて読みたい
TOEIC初心者がまずやることを丸ごと解説!参考書もご紹介! TOEIC初心者に向けて、TOEICの基本情報から初心者が取り組むべき学習方法、おすすめの教材などをまとめてご紹介しています。効率的な学習方法や、スコアアップに繋がるコツを探している方はぜひご覧ください。

リンクにアフィリエイト広告を使用している場合がございます。

TOEIC試験の問題構成と試験時間

TOEICは英語力を測定する試験で、リスニング100問とリーディング100問で合計200問です。

試験時間は120分となっています。

ここでは、それぞれのセクションにおける問題の構成や試験時間を見ていきましょう。

リスニングセクション

リスニングセクションは100問を合計45分間で解く必要があります。

受験者は音声を聞きながら、各問題に対して選択肢から回答を選ぶ形式となっています。

リスニングセクションは、以下の4つのパートに分かれています。

問題内容問題数所要時間
Part1写真描写問題6問約3分
Part2応答問題25問約9分
Part3会話問題39問約17分
Part4説明文問題30問約16分

リーディングセクション

リーディングセクションは75分間で100問を解かなければなりません。

このセクションでは、自分で時間配分をコントロールする必要があります。

リーディングは以下の3つのパートに分かれています。

問題内容問題数所要時間
Part5短文穴埋め問題30問約12分
Part6長文穴埋め問題25問約8分
Part7長文問題54問約55分

TOEICで時間配分が重要な理由

TOEICでは時間配分が得点を大きく左右します。

特にリーディングでは、Part7で大量の問題が残っているにも関わらず、時間切れで手をつけられない受験者が多いのです。

これは、試験全体で200問を約120分で回答するという制限がある中で、1問にかけられる時間が短いことが要因です。

たとえばリーディングだけでも100問ありますが、時間は75分しかありません。

1問あたりにかけられる時間は平均45秒以下となります。

もしPart5や6で時間をかけすぎれば、配点の高いPart 7をほとんど落としてしまうリスクがあります。

逆に、時間配分を徹底し、「最後まで解ききる」ことでスコアアップにつながるのです。

リスニングに関しても、回答にかける時間を管理して次の問題を先読みすることが求められます。

そのため、以下を意識しつつ、時間配分を徹底することがTOEIC攻略の鍵なのです。

・一問にかける時間
・分からない問題を捨てる時の基準
・苦手な問題の切り捨て方

リスニングセクションの時間配分

TOEICのリスニングセクションは、100問を合計45分間で解く必要があります。

リスニングは音声に基づいて問題が進行するため、リーディングほど時間配分に自由度はありません

しかし、正解数を増やす上では、問題の選択肢を確認しておく「先読み」が必要になります。

「先読み」の時間を確保する上でも、1問にかけて良い時間を決めておきましょう。

Part1

Part1は写真描写問題です。

全体で6問、約3分間の時間が与えられます。

ここでは、問題用紙に印刷された写真と流れてくる音声を照らし合わせて、最も適切な描写を選択します。

最初に問題形式の説明と例題が流れるので、その間にPart1の写真とPart3、4の設問を先読みしましょう。

基本的には消去法で問題を解くことがおすすめです。

4つの選択肢が読み上げられたタイミングで回答が終わっているのが理想です。

正解と思う選択肢が2つ以上残っていた場合は、確度が高いものをさっとマークして次に進みましょう。

ここで悩んでしまうと次の問題までまとめて落としてしまうことにつながります。

Part1の出題パターンや対策方法の詳細は下記記事をご覧ください。

あわせて読みたい
TOEICのpart1は写真問題?対策方法や解き方のコツをご紹介! 写真問題であるTOEICのpart1は問題数が少なく、対策が疎かになりがちですが、コツを掴むことで少ない労力でリスニングのスコアを上げることができます。そこで問題別の解き方や対策のコツ、問題を解くときの注意点などをまとめてご紹介します。

Part2

Part2は応答問題で、全25問、約9分間です。

問いかけの音声が流れ、その後に続く返答の中から正しいものを選びます。

選択肢が問題用紙に記載されておらず、聞き逃したら正解できなくなるので注意が必要です。

最初に問題形式の説明と例題が流れるので、Part3、4の設問を先読みしましょう。

理想としては、次の問題の音声が流れる前にマークシートを塗っておくことです。

こちらも、悩んでしまうと次の問題までまとめて落としてしまうことにつながります。

そのため、3つ目の選択肢を聞いてよく分からなかった問題は適用にマークして次にいきましょう。

Part2の出題パターンや対策方法の詳細は下記記事をご覧ください。

あわせて読みたい
TOEICのPart2は難しい?苦手な人に見てほしい対策のコツ TOEIC Part2を難しいと感じている方や苦手意識を持っている方に向けて、本記事ではPart2の攻略法や解き方のコツを紹介しています。リスニングが苦手な方や聞き取れない方にも役立つ勉強方法やおすすめの教材も併せてご紹介しています。

Part3

Part3は会話問題で、全39問、約17分間です。

ここでは2人または3人の会話が流れ、その内容に基づいて選択肢から答えを選びます。

Part3は先読みがカギだね。

音声が流れる前に聞き取る必要がある項目が特定の誰かの「職種」なのか、「次のアクション」なのかなど目星をつけておくことが重要です。

特にTOEICでは一度しか音声が流れないので、予測しておかないと回答は難しいでしょう。

既に先読みした設問も、その問題を実際に解く直前には必ず読み直しておきましょう。

僕の場合は、3問中2問目が流れ終わったタイミングで次の問題の先読みに移れるように意識しています。

先読みのポイントは下記記事で紹介しています。

あわせて読みたい
TOEIC リスニングの先読みは禁止? リスニング満点が解説 TOEICリスニング試験での先読みが本当に禁止されているのか気になったことがある方は多いのではないでしょうか?本記事では、先読みの可否を含む先読みに関する情報をご紹介していきます。

Part4

Part4は全30問、約16分間が設けられています。

ナレーションやスピーチが流れ、その内容に基づいて解答を選ぶ形式です。

これも先読みが重要です。

こちらもPart3と同様に、先読みが重要です。

Part3に記載した内容と同様に、事前に必要な情報を確認しておきましょう。

Part3と4を解く時のコツは下記記事をご覧ください。

あわせて読みたい
TOEIC Part3と4が聞き取れない?!高得点のコツは先読みってほんと? TOEICのPart3とPart4が聞き取れない理由として、集中力が続かないこと、会話の種類が多くて混乱してしまうことが挙げられます。Part3と4はリスニングの大部分を占めるため、コツを身につけて高得点が取れるように対策していきましょう。

リーディングセクションの時間配分

TOEICのリーディングセクションは、75分間で合計100問を解く必要があります。

このセクションでは特に、時間配分がスコアに大きく影響します。

練習の段階から時間配分を意識して問題を解き進めるようにしましょう。

Part5

Part5は短文穴埋め問題で、全30問です。

全部で12分、問題によっても変わりますが1問あたり24秒が回答時間の目安となります。

空欄前後を読みだけで回答できる問題は短く、全文読む必要がある問題は少し長めに時間をとりましょう。

解けない問題をすぐに切り捨てることがポイントです。

特に、2つ以上知らない単語が選択肢にある場合は迷わず飛ばしましょう。

TOEICPart5の各問題パターンと対策のコツは下記記事をご覧ください。

あわせて読みたい
TOEICのPart5の対策法!語彙・品詞などが苦手な人へ解き方のコツをご紹介 本記事ではPart5を解くときに参考にしていただきたいコツや問題の種類ごとの攻略法をご紹介します。Part5をいかに早く終わらせてPart7に移ることができるかは、リーディングで高得点を取得するために重要な部分であるため、ぜひ参考にしてみてください。

Part6

Part6は長文穴埋め問題で、全16問です。

僕は8分間で解くように意識しています。

このセクションでは、1つのトピックに対して複数の空欄が用意されています。

Part6は、1問あたり30秒以内で解くのが理想ですが、空欄の前後をしっかり読み、文全体の流れを掴むことが重要です。

時短のために、長文だからといって前後の空欄だけを見て解答しないようにしましょう。

返り読みの原因となり、普通に読むよりも時間がかかってしまいます。

特に文章挿入問題は時間がかかることも多く、難しい場合は飛ばすのも手でしょう。

TOEICPart6の各問題パターンと対策のコツは下記記事をご覧ください。

あわせて読みたい
これで対策!TOEIC Part6が苦手な方に問題パターン別の解き方とコツをまとめてご紹介 TOEICPart6対策で実際に試験で使ってみて欲しいコツを3つ紹介します。Part6はPart5の延長線上と考えると、Part5とPart6では求められる解き方が異なる問題もあるため、失敗につながりがちです。そのため、しっかりと対策をしましょう。

Part7

Part7はTOEICの中でも最も時間をかけたいセクションです。

全54問を55分間で解くように意識しましょう。

1問にかける時間は約1分が目安ですが、解き進めるにつれて文章が増えるため、読み取りスピードが求められます。

シングルパッセージでは1分かけずに解き進め、ダブル・トリプルパッセージにより多くの時間を使うように計画しましょう。

設問に先に目を通し、返り読みを減らすことが最短で回答するポイントです。

TOEICPart6の各問題パターンと解き方は下記記事をご覧ください。

あわせて読みたい
TOEIC Part7の時間配分の目安は?各問題形式の解き方もご紹介 この記事では、TOEICのPart7における長文問題の問題形式、時間配分、解き方を詳しく紹介しています。シングルパッセージやダブルパッセージなどの各問題形式に対する効果的なアプローチ方法や、時間を効率的に使うコツを解説しているため、ぜひご覧ください。

TOEICを時間内に解き終わるために必要なこと

ここからは、TOEICを時間内に解き終わるために重要な3つのポイントを解説していきます。

解けない問題は見切りをつける

すべての問題を完璧に解こうとすると、時間を無駄にすることがあります。

特に自分が知らない単語が出た場合や全く理解できない問題に時間をかけるのは得策ではありません。

そこで、練習の段階から問題を切り捨てる際の基準を決めておきましょう。

例えば、僕の場合は下記のような基準を設けています。

・Part5の選択肢で2つ以上知らない単語があったら捨てる
・Part6の文挿入問題は20秒以上考えても分からなかったら捨てる
・Part7は40秒以上考えても分からない設問は捨てる

リスニングでも、遅くとも次の問題が読み上げられる前には切り捨ての判断をしています。

一番良くないパターンは解けない問題に時間を使い、本来解けるはずだった問題を落とすことです。

集中力をコントロールする

TOEICは長時間に及ぶ試験なので、集中力を持続させることが求められます。

リスニングに加えてリーディングがあり、特に後半のパートで疲れてしまうことがあるでしょう。

集中力を維持するためには、試験前日の睡眠をしっかり確保することはもちろん、試験中も意識的に休憩を取ることが重要です。

僕の場合は、Part3やPart4で1つの問題を丸々捨てて休憩したり、リーディングの途中で10秒だけ目を瞑ったりしています。

速読できるようになる

リーディングセクションでは速読が重要です。

TOEICでは、相当な量のテキストを短時間で読む必要があるため、スピードと正確性を同時に高める力が求められます。

速読するためには、定期的に英文を音読、またはシャドーイングを行うことで、リズムとスピードを養うことが重要です。

まだ文章を読むことに慣れていない方は精読から始めましょう。

あわせて読みたい
TOEICの長文攻略に必要な精読とは?メリットや注意点をご紹介 TOEICの精読は、英語の文構造や語彙への理解を深めるために不可欠です。リーディングだけでなくリスニングスコアも向上させることができる精読のメリットや効果的な練習法を紹介します。

英文を繰り返し読むことで自然とスピードは上がるのでそこまで気を張る必要はありません。

TOEICの時間配分に関するQ&A

ここからは、TOEICの時間配分に関するQ&Aを見ていきましょう。

TOEICで取りたいスコアごとに時間配分は変わりますか?

基本的には、TOEICの試験時間は固定されていますが、取りたいスコアによって各パートでの問題解答にかける時間の使い方が異なります。
例えば、高得点を狙う場合は、各パートの特性に応じて時間配分を工夫することが求められます。
一方で、700点以上を目指す受験者は、確実に取れる問題を取ることが重要になります。

TOEIC800点を取るための時間配分を教えてください。

TOEIC800点を目指す場合、高い正答率を維持しつつ、効率的に解答することが重要です。
時間配分の目安は以下の通りです。特に、Part7に時間を回すことが求められます。
Part5は12分、Part6は8分、Part7は55分です。

まとめ

本記事では、TOEICにおける時間配分のポイントを紹介しました。

時間配分を意識するだけでスコアが上がるケースもあるため、ぜひ自分に合った配分を考えてみてください。

解けない問題に時間を使いすぎるとスコアが上がりにくくなるため、そこだけ注意が必要です。

時間配分に迷っている方、そもそも各パートの解き方で悩んでいる方はまず自分の目標点などを書き出してみましょう。

目標設定や今後のスケジュールが上手く作れない方には、バイリンガル講師が在籍しているオンライン英会話がおすすめです。

TOEICで高得点を取得してる講師からあなたに合わせたアドバイスをもらうことができます。

無料体験の時点で簡単に相談することもできるので興味がある方は挑戦してみてください!

TOEIC対策ができるオンライン英会話
ワールドトーク
桐原オンラインアカデミー

また、なかなかTOEIC対策に時間が取れない方は、隙間時間にスマホで対策できる「スタディサプリがおすすめです。

7日間の無料体験期間があるので興味がある方は使ってみてください!

\ まずは7日間の無料体験へ! /

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!