本記事ではTOEICのPart2が聞き取れない方に向けたおすすめの勉強法や問題集をご紹介していきます。
Part2が聞き取れない理由としては「文頭に意識が向いていないことと」、「英語の音を聞くのに慣れていないこと」の2つがあると思っています。
文頭への意識はPart2特有の問題ですが、英語の音を聞くことへの慣れはTOEICのリスニング全体に影響が出る内容です。
そこで、今回はPart2で高得点が取れるようになるために必要な勉強法やその勉強をする際に必要な問題集をご紹介します。
この記事から分かること
○part2が聞き取れない方におすすめの勉強法
○part2の対策におすすめの問題集
この記事はこんな人向けです。
この記事を読んでほしい人
○part2が聞き取れなくて困っている
○リスニング力を上げたい
○Part2の対策におすすめの問題集を知りたい
今回ご紹介する内容は1,2週間ですぐに結果が出るものではないので、もし試験までに時間がない場合や勉強に時間をかけたくないけど少しでも点数を上げたい場合はコツの紹介もしているのでそちらをご覧ください。
こちらでTOEICのPart2で試してほしい6つのコツをご紹介中なのでぜひご覧ください。
TOEICスコアが伸びない、効率的な学習方法がわからないと悩んでいる方へ
TOEICはPart1からPart7まで幅広くカバーする必要があり、独学だと時間がかかる場合があります。
お金はかかりますが、英会話スクールを使用して解き方のコツやアドバイスをもらいながら短期間でスコアを伸ばす方法も1つの選択肢です。まだTOEICを受験したことがない方やスケジュールを立てる時間がない方、その他にもお悩みがある場合は一度無料相談してみると良いと思います。
◆マイチューター(mytutor)
TOEICやTOEFL、IELTSから英検まで様々な資格に精通した講師陣が在籍するオンライン英会話スクールです。TOEIC講座は500点、650点、800点とコースが3つ用意されており、目標スコアに合わせて選択できます。コスパが高いのでぜひ料金もチェックしてみてください。
◆ワールドトーク
こちらもTOEIC対策ができるオンライン英会話スクールで、1番の特徴は主に日本人講師で構成されている点です。日本人講師だからこそ、効率的な点数のあげ方を日本人目線でお話ししていただけます。苦手なPartの徹底対策や、実際に高得点を取得している講師からのアドバイスによって着実にスコアを伸ばせます。
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Next Stage [ネクステージ]などの英語学習教材を出版している「桐原書店」と、上記でご紹介した「ワールドトーク」が共同開発した、資格対策特化型のオンライン英会話スクールです。日本人講師のもと、TOEICや英検の準備を専用のカリキュラムにのっとって短期集中で進められます。
TOEICのPart2が聞き取れない理由
TOEICのPart2が聞き取れなくてなかなか点数に繋がらない、と思っている方は多いと思います。
実はPart2はしっかりと勉強して対策することで8割以上を目指せます。
私はPart2で音声が聞き取れない、問題が解けない理由としては大きく以下の2つがあると考えています。
文頭に意識が向いていない
まず1つ目はPart2特有の理由になりますが、問いかけ文の文頭に集中できていないことです。
Part2では文頭の疑問詞が正答率に大きな影響を及ぼすことが多いです。
裏を返せば、Who、Where、Whenなどの疑問詞から始まる問いかけに対する返答は問いかけの文章全部を聞き取れなくても回答できます。
反対に、後半だけ聞き取れても回答できないケースが多いので、文頭に集中できるように問題形式に慣れる必要があります。
英語の音を聞くのに慣れていない
次に、単純に英語の音を聞くことに慣れていないことです。
英語の文章は日本語と単語や文法がまるで異なるので、英語の音を聞くことに慣れていないと問いかけ文や選択肢を聞き取ることができません。
数年前までは、Part2を解くコツを上手く使うことであまり聞き取れてなくても高得点を目指すことができていました。
しかし、近年少しずつ難しくなってきており、高得点を取るときにコツを使うだけでは不十分となってきました。
そのため、Part2の引っ掛け問題などに対応するためにもできるだけ毎日英語の音を聞くことが必要になります。
TOEICのPart2が聞き取れない方におすすめの勉強法
本章では第1章に記載したような理由でPart2が聞き取れない方に向けておすすめの勉強法をご紹介していきます。
参考書を解いて引っ掛け問題、形式に慣れる(文頭に集中)
まずは、Part2の問題が複数入った問題集を解いて、形式に慣れる練習をすることです。
もちろん、Part2の形式に慣れている方だと、実際のTOEICと同じ形式でテストを受ける練習をした方が高得点につながると思いますが、苦手意識がある方はPart2に特化した問題集を使って形式に慣れるようにしましょう。
練習問題を解くときは問いかけ文の文頭に集中できるように練習してみてください。
ディクテーションとシャドーイング
「ディクテーション」は、リスニングで聞いた文章をそのまま書き起こすことで「シャドーイング」は聞こえてきた文章をそのまま復唱することです。
part2の場合は問いかけ文と続いて読み上げられる3つの選択肢を全て書き出せるように練習してみましょう。
ディクテーションによって、自分にとって聞き取れない部分を把握して、苦手な単語や音のつながりを把握することにもつながるのでぜひ試してみてください。
ディクテーションができるようになったら、今度はシャドーイングに移ります。
どちらも難易度は高いですが、英語特有の音のつながり(リンギング)や単語の発音などをしっかりと把握することができるようになり、リスニング力が向上するのでぜひ、試してみてください。
リスニングが苦手な方や聞き取れない方に見てほしいリスニング対策の勉強方法や解き方のコツをまとめた記事も公開しているので、そちらもぜひご覧ください。
単語力を身につける
Part2に限った話ではありませんが、TOEICでは全体を通して単語力を求められます。
単語を覚えると、聞き取れる文章が増えたり、英文を理解できるようになります。
また、単語力がない場合は全く聞き取れなかった文章も、文の中に1つ2つだけ分からない単語がある、というレベルまで単語力が上がると分からない単語の意味を予測できるようになります。
Part2は選択肢から正解を1つ選ぶのではなく、間違ったものを消していく消去法を使えばあまり単語を知らなくても解ける問題はあります。
しかし、リスニング、リーディングを通して点数を上げるためには単語力は不可欠なので、毎日少しずつでも単語を覚えるようにしましょう。
個人的におすすめしたい単語帳は「金のフレーズ」です。英語がすごく苦手な方は「銀のフレーズ」から取り組むのがおすすめです。
金のフレーズの詳しい紹介は第3章をご覧ください。
abceedで通勤時にもリスニング練習
英語のリスニングは毎日継続することが重要になります。
そうはいっても、本記事をご覧の皆さまは忙しくてなかなか時間が取れないことも多いと思います。
そんなときにおすすめしたいのが、「abceed」というアプリです。
こちらをダウンロードすると、様々なテキストでリスニングの音声だけは無料で聞けるので、通勤中やちょっとした隙間時間に音を聞く練習ができるようになるのでおすすめです。
TOEIC Part2が聞き取れない方におすすめの問題集
それではPart2におすすめの問題集をご紹介していきます。
各Partに特化した形ではなく、リスニングやリーディング、全体を通して力をつけるための模試など、TOEIC対策におすすめの参考書は別途ご紹介しているのでぜひそちらもご覧ください。
特急シリーズ
Part1でもご紹介しましたが、part2の対策にも特急シリーズがおすすめです。
問題の形式に慣れる目的だとこの一冊で対応できます。
また、先ほどご紹介した「abceed」を使えば、特急シリーズの音声を無料で聞くことができ、通勤中などにもちょっとした隙間時間でリスニングができるのでおすすめです。
初心者向け
同じ特急シリーズですが、英語が苦手で全然聞き取れない方はこちらの教材から試してみてはいかがでしょうか?
初心者の方はこちらの問題集から試して、慣れてきたら「TOEIC L&R TEST パート1・2特急 難化対策ドリル」へと移行するのがおすすめです。
中級者向け
英語が聞き取れる方はこちらがおすすめです。
私はこの問題集を3周してpart1の問題を解けるようになりました。
こちらはpart1の問題が50問(1回5問の10セット)入っており、形式に慣れつつ対策ができました。
当時、300点〜400点くらいだったので、それくらいのスコアをお持ちの方はこの問題集で良いと思います。
最後は少し難しめですが、TOEICで700点以上取っている方はこちらの「TOEIC L&R TEST パート1・2特急Ⅱ 出る問 難問24」がおすすめです。
私も680点の時に使ったことがありますが、少し難しい印象でした。
680点を取ったTOEICの次の回で820点を取得したのですが、その時も先ほどご紹介した「TOEIC L&R TEST パート1・2特急 難化対策ドリル」を何回も解いていたので、800点後半〜900点台を狙っている方以外は上記の問題集で十分だと思います。
受験票が届いてからでも間に合う11日間の即効対策プログラム
ちょっとタイトルが長くて読みにくいですが、試験直前の11日でTOEICの点数を上げるコツが点数を上げやすい順に掲載されています。
ちなみにPart2→Part5→Part6→Part3→Part4→Part7→Part1の順で点数が上がりやすいみたいです。
また、教材の中で11日中何日をどのPartに割り振った方が良いのかが記載されているので、勉強の仕方に困っている方やスコアが目標まであと少し伸びない方にもおすすめです。
総仕上げとして教材の最後に実戦形式の模試もついてます。
問題に対してすごく詳細な解説がついているので、この教材一冊で点数を上げるノウハウから実際に試験形式でノウハウを試すことまでできます。
金のフレーズ、銀のフレーズ
金のフレーズ
基本的にこれ一冊でTOEIC頻出単語をほとんどカバーできます。TOEICを勉強している方の中ではすごく有名な単語集です。
「600点レベル」や「730点レベル」、「860点レベル」のように目指すレベル次第で必要な単語を勉強することができます。
だいたい350点以上のTOEICスコアを取っている方の場合はこの単語集だけで必要な単語が補えます。
銀のフレーズ
英語が全く分からなくてどうしたらよいか分からない方はこちらの「銀のフレーズ」がおすすめです。
また、もし勉強は本でしたいというような強い願望がない場合は、先ほどご紹介した「abceed」をダウンロードしてアプリ内で単語帳を購入するのがおすすめです。
電車移動中やお店の列の待ち時間などの隙間時間に単語帳を持ち歩かなくても単語の勉強ができるため、勉強をすすめやすいです。
私は本派だったので本を購入しましたが、結局隙間時間を有効活用したかったのでアプリ内でも購入し、家では本、外ではアプリというように併用していました。
英会話スクールで対策も可能
なかなか自分だけだと勉強が続かない方は英会話スクールに通うのも一つの手です。
TOEICで点数を取りたいけどついつい先延ばしにしてしまって結局まだ取り組めていない方はオンラインの英会話スクールがおすすめです。
オンライン英会話スクールでは仕事終わりに自宅から受けることができるので、通う手間が省けたり、コストを抑えたりすることができます。
オンライン英会話と聞くと、話すことに特化して練習するイメージが強い方も多いと思いますが、実はTOEICなどの資格対策を日本人講師の方から受けることができるオンライン英会話も存在します。
下記にいくつかご紹介しておきますので、ぜひご覧ください。
ワールドトーク
日本人講師がメインのオンライン英会話です。
初心者で日本語が通じない環境での英会話レッスンをためらってしまう方だけでなく、TOEIC満点、国連英検特A級を取得している「スペシャル講師」も在籍しているので、中級者、上級者の方も英会話力を伸ばすことができます。
また、英会話力の向上だけでなく、TOEICや英検対策も受講することができます。
また、海外にてお仕事で活躍されている講師の方も多数在籍しているので、ビジネスシーンのお話やプレゼンテクニックなども教えてもらうことができます。
無料で一度レッスンを体験できます。
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もっと詳しくワールドトークについて知りたい方はワールドトークについてまとめた記事をご覧ください。
桐原オンラインアカデミー
Next Stage [ネクステージ]などの英語学習教材を出版している「桐原書店」と、日本人講師のオンライン英会話「ワールドトーク」が共同開発した、資格対策特化のオンライン英会話です。
日本人講師のもと、TOEICや英検の準備を専用のカリキュラムにのっとって短期集中で進めることができます。
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もっと詳しく桐原オンラインアカデミーについて知りたい方は桐原オンラインアカデミーについてまとめた記事をご覧ください。
余談ですが、SantaアルクというTOEIC対策用アプリで「TOEICのスコア診断」ができます。
無料で診断できるので良かったら試してみてください!
ちなみに、僕が実際にスコア診断を受けてみた結果は下記にまとめてます。
まとめ
いかがでしたか?
本記事では、TOEICのPart2が聞き取れない方に向けて、高得点を取るための勉強法と問題集をご紹介しました。
Part2に特化した形とリスニング全般に関する内容が混ざった状態でのご紹介となりましたが、着実にTOEICで点数を伸ばす際に効果的な勉強法なのでぜひ実践してみてください。
また、問題集も、私が実際に使って点数が上がったものをご紹介しておりますので、ぜひ使ってみてください。
その他、試験直前で時間がない方や忙しくて勉強時間が取れない中で少しでも点数を上げたい方に向けた記事もご用意しているのでぜひそちらもご覧ください。