TOEIC IPを受けることになり、どう対策すれば良いのか分からずに不安な方もいるのではないでしょうか?

IPの対策ってどうすれば良いの?普通のTOEICと違うんだっけ?



今回はおすすめの対策方法や通常のTOEICとの違いも紹介するね。
TOEIC IPもTOEICと同様にしっかりと対策すれば高得点が見えてきます。
そこで、本記事では、これからTOEIC IPを受験する必要がある方に向けて下記を紹介します。
- そもそもTOEIC IPテストとは?
- TOEIC IPテストと通常の試験との違い
- TOEIC IPテストを受験するメリット
- TOEIC IPテストの対策方法とおすすめ教材
ぜひ最後までご覧ください。
そもそもTOEIC IPテストとは?
TOEIC IPテストは、個人ではなく企業や学校などの団体により実施される試験です。
受験者は自身の学校などの慣れた環境でテストを受験できます。
問題はTOEICの過去問が使われているのも特徴の一つでしょう。
最近では、オンラインで受験するTOEIC IP試験も用意されています。
オンライン版はペーパーテストと形式や問題数が異なるため、興味がある方は下記記事もご覧ください。
URL
TOEIC IPテストと通常の試験との違い
ここでは、TOEIC IPテストと通常の試験との違いを見てきましょう。
通常の公開テスト(会場) | IPテスト(会場) | IPテスト(オンライン) | |
---|---|---|---|
実施方法 | マークシート方式 | マークシート方式 | パソコンでの受験 |
試験時間 | 約2時間 | 約2時間 | 約1時間 |
問題数 | 200問 | 200問 | 90問 |
試験会場 | IIBCが指定 | 各団体が指定する試験会場 | 各団体が指定する試験会場または自宅等 |
試験日 | IIBCが設定(月1回程度) | 各団体が指定 | 各団体が指定または自身の都合に合わせて受験可能 |
申し込み方法 | TOEIC申し込みサイトから申し込み | 団体を通じて申し込み | 団体を通じて申し込み |
テスト結果 | 試験日から17日後 | 試験日から5営業日 | 試験後すぐ |
公式認定証 | 発行される | 発行されない | 発行されない |
TOEICテストには「公開テスト」と「IPテスト」の2種類があります。
公開テストは個人が直接申し込んで受験します。
試験はETSが運営し、毎回新しい問題が出題されます。
一方で、IPテストは大学や企業などの団体が主催します。
受験者は所属団体を通じて申し込み、自分が通う教室やオンラインで受験可能です。
IPテストでは、過去の公開テストで使用された問題が再利用されます。
TOEIC IPテストを受験するメリット
ここからは、TOEIC IPテストを受験するメリットをいくつか紹介していきます。
受験料を抑えられる
TOEIC IPテストの最大の魅力の一つは、受験料が安いことです。
公開テストが7810円であるのに対し、IPテストは4230円と約半分の価格で受験できます。
これにより、複数回の受験を考えている方は、経済的な負担を軽減できます。



目標点を取る前に何回か練習で受けておきたい方におすすめです。
融通が利きやすい
IPテストでは、試験の日時や会場が団体によって設定されるため、遠くに移動する可能性が低いです。
オンラインの場合は、所属団体の指示によっては家から受験することもでき、融通が利きやすいことでしょう。
テスト結果が早くわかる
試験を受けた後、IPテストでは試験から5営業日でスコアレポートが発送されます。
通常の公開テストでは2週間以上かかるため、現在のスコアがすぐわかり、改善サイクルを回しやすくなります。
ちなみに、オンライン受験の場合は、試験後すぐにスコアが表示されます。
TOEIC IPテストでは公式認定証が発行されない
TOEIC IPテストには多くのメリットがありますが、その一方でデメリットも存在します。
そのデメリットの一つが「公式認定証が発行されない」ことです。
公式認定証は、受験者がTOEICのスコアを証明するための書類で、顔写真と名前が記載されています。
TOEIC IPテストでは、公式認定証の代わりにスコアレポートが発行されます。
これには、自身のスコアや受験日などが記載されますが、顔写真はないため、一部の企業などではスコアレポートを受け入れない可能性があります。
そのため、もし就活や受験にTOEICスコアを使用する場合は、 IPテストの結果でも問題ないかを確認しておくことをおすすめします。
TOEIC IPテストで目指すべきスコアは?
TOEIC IPテストで目指すべきスコアは、通常のTOEIC試験と変わらず、600点以上です。
もちろん、目的によって変わりますが、一般的に600点以上であれば履歴書などにも記載できます。
まだ、600点に達していない方はまず600点を目標にすると良いでしょう。
もしTOEIC初心者で目標の決め方がわからない場合は下記記事もあわせてご覧ください。


TOEIC IPテストの対策方法
それでは、TOEIC IPテストの対策方法を見ていきましょう。
実は、TOEIC IPテストとTOEICの公開テストで、対策に大きな差はありません。
リスニングパートの対策では、まず「音に慣れる」ことが重要です。
特に、初心者は英語の音が聞き取れず内容が入ってこないことが多いため、毎日継続して英語音声に触れることから始めましょう。
Partごとの傾向を把握したうえで、聞こえた単語をつなげて内容を推測する練習も効果的です。
シャドーイングやディクテーションなども、基礎力を高めるのに役立ちます。
詳細は下記記事で紹介しています。


リーディングパートの対策においても、まず各パートの問題形式を把握しましょう。
また、リーディングでは特に時間配分を意識する必要もあります。
文法力や語彙力の強化、精読を行うことで、読解力を高めることができます。
リーディングパートの詳しい対策については下記記事をご覧ください。


文法に特化した対策方法が気になる方は下記記事もあわせてご覧ください。


TOEIC IPテスト対策におすすめの教材
ここからは、TOEIC IPテスト対策におすすめの教材をいくつか見ていきましょう。
・TOEIC公式問題集
・金のフレーズ(銀のフレーズ)
・特急シリーズ
・スタディサプリTOEICコース
まず、公式問題集を使って問題形式を把握する必要があります。
語彙力強化には『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』が最適で、TOEICの頻出単語を効率的に学べます。
基礎から始めたい方は『銀のフレーズ』から取り組むと良いでしょう。
特定のパートが苦手な方、苦手だと分かった方は特急の該当するパートを購入し、集中的に対策しましょう。
通勤などを含む、細かい隙間時間が多い方はTOEIC対策ができるスマホアプリ「スタディサプリTOEICコース」を活用しましょう。
電車の中でディクテーションやシャドーイング機能を使ったリスニング対策や、語彙問題への回答を通じてスコアアップを目指せます。
教材の選び方やここで紹介したものの詳細は下記記事をご覧ください。


TOEIC IPテストをオンラインで受講する場合は?
TOEIC IPテストのオンライン受験は、ペーパー版とは大きく形式が異なります。
リスニングでは先読みができず、リーディングではUnitごとに時間制限が設けられています。
CATという、正解すればするほど問題が難しくなる形式を導入しているため、1時間で試験が終わります。
TOEIC IPテストのオンライン受験に関しては下記記事で解説しています。
僕が実際にオンライン受験をした体験談などもまとめているので、ぜひご覧ください。


TOEICのIPテスト対策に関するQ&A
それでは最後に、TOEICのIPテスト対策に関するQ&Aを見ていきましょう。
IPテストと公開テストのどちらを受けるべきか?
IPテストと公開テストのどちらが良いかは、目的に応じて異なります。
例えば、公式認定証が必要な場合は公開テストを選ぶべきですし、受験料を抑えたり、団体での受験を希望する場合はIPテストが適しています。
自分の目指すスコアと状況に合わせて判断しましょう。
TOEIC IP試験のオンライン受験のための準備はどうするか?
オンライン受験では、以下の準備が重要です。
・受験するための機器(パソコンなど)
・インターネット環境
・静かな受験環境
これらを事前に整えることで、スムーズに受験を進められます。
まとめ
本記事では、TOEIC IPテストと通常の公開テストの違いや対策方法についてご紹介しました。
TOEIC IPテストを対策する場合も、通常の公開テストとは変わらず、語彙力や文法力、リスニング力の強化が重要です。
また、各パートの問題形式を把握しておき、解き方のコツなども身につけておくと良いでしょう。
忙しくてなかなか勉強の時間が取れない方には隙間時間でTOEIC対策ができる「スタディサプリTOEIC」がおすすめです。
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