TOEICがオンライン受験できることを知らない方は多いのではないでしょうか?

え、オンラインでも受けれるの?



そうだね。IPだけど…
その辺説明していくよ。
特に、会社で受験するTOEIC IPはオンラインで行われることがありますが、通常のTOEICとは形式が異なるため注意が必要です。
本記事では、TOEICのオンライン受験が必要になった方に向けて下記を紹介します。
- そもそもTOEICはオンライン受験できるのか
- 通常のIPとオンライン受験の違い
- TOEICのオンライン受験をする際の注意点
- TOEICのオンライン受験における対策
- 僕がTOEICオンライン受験を受けた時の感想
ぜひ最後までご覧ください。
そもそもTOEICはオンライン受験できるの?
企業や教育機関が団体で主催するTOEIC IPでは、オンライン受験が可能です。
ただし、後から詳しく説明しますが、オンライン受験は通常のペーパーテストと形式が異なっています。
また、団体がオンライン受験を主催していない場合も受験できないので注意が必要です。



僕が新卒で入った会社はオンライン受験でした。
通常のIPとオンライン受験の違い
TOEICのIPテストは、団体によって実施される試験ですが、その受験形式には「通常IP」と「オンライン受験」があります。
両者には大きく、下記に違いがあります。
・受験料
・受験場所
・結果通知のタイミング
・問題数
・試験時間
まず、受験料はオンラインの方が通常の IPテストよりも割安で受験できます。
オンラインの方が受験場所も自由です。
通常の IPテストでは、所属団体が指定した会場で行います。
ただし、オンライン受験では、自身でインターネット環境を用意する必要があるので注意が必要です。
オンライン受験の場合は受け終わってすぐに画面上に結果が表示されます。



通常の IPテストでは数日かかりますね。
問題については、オンライン受験では、正解すればするほど問題の難易度が上がる「CAT」というシステムが採用されています。
通常のTOEICでは2時間(リスニング45分、リーディング75分)かかる試験がオンライン受験は1時間(リスニング25分、リーディング37分)です。
問題数も通常の IP試験では200問(リスニング100問、リーディング100問)ですが、オンライン受験の方は90問(リスニング45問、リーディング45問)少なくなっています。
TOEIC IPのオンライン受験に関する詳細は公式ページをご覧ください。
TOEICのオンライン受験をする際の注意点
ここまで違いを紹介してきましたが、オンライン受験には注意点も存在するので見ていきましょう。
インターネット環境を整えておく
まず最初に、インターネット環境を自身で整えておく必要があります。
回線の不具合や接続が不安定な状態で受験すると、途中で試験が中断される可能性もあるため、安定したネット接続が不可欠です。
集中できる場所で受験する
次に受験場所も重要です。
オンライン受験時には、静かで集中できる環境が求められます。
ノイズや人の出入りが多い場所では、集中力が低下し、正解率も下がってしまう可能性があることでしょう。



僕も試験の後半で外から爆音の音楽が聞こえてきて困りました。
Unitごとに制限時間が設けられている
オンライン受験では、各Unitごとに制限時間があります。
つまり、Unitを終了するまで次のUnitに進めません。
通常のTOEICとは時間配分の戦略も異なるので注意が必要です。
リスニングは「先読み」できない
オンライン受験ではリスニングの問題を先読みができません。
そのため、先読みで内容を予測するよりも、再生された音声に注意を向ける必要があります。



日頃から最初から最後まで音声を聴く練習をしておきましょう。
解けない問題が続いても焦らない
最後に、解けない問題が続くと、プレッシャーを感じることもありますが、落ち着いて取り組むことが重要です。
一つの問題に固執するのではなく、サッと次に進むことを心掛けましょう。
TOEICのオンライン受験におけるリスニング対策
オンライン受験におけるリスニングの対策方法は基本的に通常のTOEICと変わりません。
ただし、先読みができないので、特にPart3と4では、テクニックよりもシャドーイングやディクテーションで基礎力を身につける必要があります。
下記でおすすめの教材を紹介しているので、ぜひ活用しながら対策を進めてみてください。


リスニングの勉強法は以下で紹介しています。


また、イヤホンをつけて受験する場合は自分が音を聞き取りやすいものを使用しましょう。
TOEICのオンライン受験におけるリーディング対策
TOEICのオンライン受験では、リーディング対策も重要です。
こちらも語彙力や文法力などを身につける必要がある点は通常のTOEICと同じです。
しかし、Unitが1(約23分)とUnit2(約14分)に分かれており、Unit1が早く終わってもUnit2の時間は増えません。
そのため、各Unit内での時間配分が求められます。
事前に同じ形式で対策するのは難しいため、通常のTOEICの問題集を活用し、一問にかかる時間をしっかりと意識しておきましょう。
リーディングにおすすめの勉強法は下記記事をご覧ください。


僕がTOEICオンライン受験を受けた時の感想
僕が新卒で入社した会社では、新入社員はTOEICをオンラインで受験する必要がありました。
僕は、在宅勤務時に自宅で受験しました。
実際に試験を受ける前は、音が出るデバイスをOFFにして、インターネット環境を確認してから臨みました。
リスニングが先読みできないこと、リーディングがUnit制であることを知らなかったので驚きながら問題を解いた記憶があります。



後半は難易度が上がり、「???」という状態でした。
また、リーディング中に外の駐車場から大きな音楽が聞こえてきたので、集中力が削がれてしまいました。
解き進めるにつれて問題がどんどん難しくなり、焦っていましたがなんとか935点を取得できました。
そのため、難しくなった状態の問題が解けなくてもある程度の高得点は目指せるようです。
一番重要なのは事前の対策と環境の準備だと思ったので、もしこれからオンライン受験する方は気をつけてみてください。
特に、家族と同居されている方は事前に伝えておくこと、駐車場が近い方は帰宅時間を避けることを意識してみると良いでしょう。



個人的には家の方が安心感があって良かったです。
TOEICのオンライン受験に関するQ&A
それでは最後にTOEICのオンライン受験に関するQ&Aを見ていきましょう。
TOEICはオンラインで受験できますか?
はい、TOEICは IPテスト(Institutional Programテスト)に限りオンラインで受験が可能です。
これは団体が主催するもので、個人で申し込む公開テストは現在、オンラインでは受験できません。
TOEICのオンライン受験と通常テストは何が違いますか?
オンライン受験と通常のペーパーテストには下記のような項目で違いがあります。
・受験料
・受験場所
・結果通知のタイミング
・問題数
・試験時間
まとめ
本記事では、TOEIC IPのオンライン試験に関して、通常のIP試験との違いも踏まえて紹介しました。
オンライン受験はインターネット環境さえあれば受験できるので手軽な一方で、先読みができないなど、通常のTOEIC試験とは異なる部分があります。
もし会社で受験する必要がある場合は、それらを念頭に入れた状態で高得点が取れるように対策を進めていきましょう。
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