リスニング対策にシャドーイングが効果的と聴いて試したものの、すぐに疲れてしまった経験ってありますよね。

長時間のシャドーイングができないのってなんでだろう…



それは単純に疲れるからだよ!今回は疲れる原因とかもみていこうね。
実は、シャドーイングは負荷が非常に高く、長時間続けてやると非常に疲れやすいです。
そのため、上手く休憩を挟みつつ、毎日継続することが鍵となります。
そこで、本記事では、シャドーイングで疲れてしまう方に向けて下記を紹介します。
- シャドーイングで疲れる理由
- シャドーイングの疲れを乗り切ったら効果が出るのか
- シャドーイングで疲れる時の対処法
- 僕がシャドーイングで疲れた時にやっていたこと
ぜひ最後までご覧ください。
シャドーイング概要ややり方を確認したい方は下記記事もあわせてご覧ください。


シャドーイングは疲れるもの
シャドーイングに取り組んでいて、「思った以上に疲れる…」と感じたことはありませんか?
実はこの疲労感は、シャドーイングという学習法の特性に関係しています。
シャドーイングは、聞こえてきた英語を即座に復唱するトレーニングです。
シンプルに見えますが、実際は下記のように脳への負荷が大きい動きが並行して行われているのです。
・音を聞き取って即座に理解する
・頭の中の記憶と照らし合わせて意味を把握する
・聞いた音を正確に再現するために口を動かす
・発音やイントネーションにも注意を払う
このように、シャドーイングは脳と身体の複数の機能を同時に使う必要があるため、負担が大きいのです。



特に慣れないうちは強い疲労感を覚えるのは当然です。
シャドーイングで疲れる理由
それでは、シャドーイングを行うことで、疲れてしまう理由を見ていきましょう。
脳への負荷が大きいトレーニングだから
シャドーイングでは、音声を聞いてから数語遅れて発話するという、一見単純に見えるものの、複雑な処理が求められています。
これには、聞こえた音を瞬時に理解し、記憶から関連する情報を引き出し、それを口に出して再現するという一連の流れが含まれます。
つまり、シャドーイングではただの“音まね”ではなく、英語を聞いてすぐ理解して話す力が求められるのです。
そのため、初心者にとっては特に脳が疲れやすく、学習後に強い疲労感を覚えることも少なくありません。



僕も始めたばかりの頃はグッタリしてました。
日本語とは異なる口の動きをするから
英語の発音は日本語に比べて、舌や口、喉の使い方が大きく異なります。
そのため、シャドーイング中には普段あまり使わない筋肉が働き、筋肉の緊張や違和感を引き起こすことがあります。
また、慣れない発音を無理に再現しようとすることで余計な力が入りやすく、それがさらに疲労感につながります。
発音練習を繰り返すことで徐々に口の動きはスムーズになりますが、最初のうちは疲れやすいことでしょう。
かなりの集中力が必要となるから
シャドーイングは、音を聞きながら同時に自分でも発話するという二重の作業を行うため、高い集中力が求められます。
リスニングとスピーキングを並行して行うので、常に脳を働かせる必要があります。
とくに学習の初期段階では、一文ごとに神経を研ぎ澄ませる必要があるため、トレーニング後には強い疲労感に襲われることもあるでしょう。
シャドーイングの疲れを乗り切ったら効果が出る?
このシャドーイングの疲れを乗り切って継続できたら効果が出るのか疑問に思っている方も多いと思います。
実は、シャドーイングの疲れを乗り切ったら効果は出ますが、正しいやり方で実行することが重要です。



やみくもに音源を発話する練習では、思ったように効果が出にくいでしょう。
僕がおすすめするシャドーイングのステップは下記の通りです。
- 教材を選択する
- まずは音声を聞いてみる
- スクリプトを確認しながら音声を聞く
- スクリプトを見ながらオーバーラッピング
- 文章を見ながら少し遅れて読む
- 何も見ないでシャドーイングする
- 実際の会話でアウトプットする
各ステップの詳細は下記記事で紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。


シャドーイングを続けることで、英語の音が聞き取りやすくなり、「あれ、今のちゃんと聞こえた!」という感覚が出てきます。
耳が英語に慣れてくるので、発音やイントネーションも少しずつ自然になってきます。
最初はうまくマネできなかった音も、だんだんスッと出せるようになるはずです。
さらに、音を聞き取れるようになると、会話の中でも余裕が生まれます。
相手の英語を即座に理解できると、自分の言いたいことにも集中できるようになって、英会話がすごく楽になることでしょう。
シャドーイングで疲れる時の対処法
ここからは、シャドーイングで疲れる時の対処法を見ていきましょう。
疲れたら無理せず休む
まず一番大事なのは、無理しないことです。



「疲れたな」と感じたら、思い切って休憩を取りましょう。
負担が大きい勉強法なので、長時間集中し続けるのは難しいですし、疲れた状態で続けても効率は落ちてしまいます。
少し立ち上がって体を伸ばす、深呼吸して気分をリセットする、お菓子を食べるなど、一旦リフレッシュする時間を挟みましょう。
定期的に自分にご褒美をあげる
定期的に頑張った自分にご褒美をあげることも重要です。
例えば、「今週は毎日継続できたから、週末にお気に入りのスイーツを食べよう」とか「10日間続いたら新しい漫画を買う」といった、小さなご褒美を設定すると、モチベーションも保ちやすくなります。



僕はコンビニスイーツをご褒美に設定していました。
短い文章から徐々に慣れる
「疲れる…」と感じる人ほど、いきなり長い音源にチャレンジしすぎていることも多いです。
そんなときは、短い音声からスタートしてみましょう。
それなら集中力も続きやすいし、達成感も得やすいです。
慣れてきたら、少しずつ長いものにチャレンジしていくことをおすすめします。
朝や集中しやすい時間にやる
シャドーイングをやる時間帯も意外と大事なポイントです。
例えば、朝の時間帯は、頭がすっきりしていて集中しやすいことが多いです。
逆に、夜になって疲れ切った状態でやると、全然頭に入ってこなかったりします。
自分が一番集中しやすい時間帯を見つけて、その時間にサクッと取り組むだけで、疲れの感じ方もだいぶ変わってきます。
僕がシャドーイングで疲れた時にやっていたこと
僕も最初の頃は、「もう無理…」とすぐに疲れてしまっていました。
でも、いくつか工夫することで、無理なく続けられるようになりました。
当時、僕が実際にやっていたのは、たとえばこんなことです。
・10分だけ散歩する
・軽くストレッチする
・気分転換に料理する
・口まわりをマッサージする
とにかく、疲れたときは無理せず休んだり、リフレッシュしたりして、「とりあえず続ける」だけの状態にならないように気をつけていました。
また、精神的にしんどいときは、英語を頑張る理由を思い出したり、ちょっとしたご褒美を用意したりして、モチベーションをキープしてました。
ちなみに僕は、朝がいちばん集中できるタイプだったので、なるべく朝にシャドーイングをして、その後の時間も気持ちよく過ごすようにしていました。



自分にあった時間で無理なく続けることが重要なんだね。
シャドーイングで疲れる方に向けたQ&A
最後に、シャドーイングで疲れる方に向けたQ&Aを紹介します。
シャドーイングは毎日続けなければいけませんか?
シャドーイングは継続が鍵ですが、毎日必ずしも続ける必要はありません。
自分のペースで続けることが大切です。
特に最初のうちは疲れを感じやすいので1日おき、慣れてきたら毎日でも良いでしょう。疲れた時はしっかり休息を取り、その後再開することを心がけましょう。
効果を実感するまでの期間は?
シャドーイングの効果を実感するまでには、個人差がありますが、僕の場合は大体1ヶ月くらいで変化がありました。
録音した音源と比較して、発音の変化を確認するなど、進捗を確認してみることもおすすめです。
まとめ
本記事では、シャドーイングで疲れる理由やその対処法をご紹介しました。
シャドーイングは負荷が高い分、確かな効果が得られる学習法です。
最初は疲れを感じるのが普通ですが、工夫次第で無理なく続けられます。
大切なのは、休憩やご褒美でリフレッシュしつつ、短い音源から少しずつ慣れることです。



継続することで、リスニング力・発音・リズム感が着実にアップするので、楽しみながら、自分のペースで取り組んでいきましょう。
シャドーイングのやり方やポイントが気になる方は下記記事もあわせてご覧ください!

