本記事ではTOEICのPart5を解くときに注意して欲しい点や対策におすすめの勉強方法、問題集をご紹介していきます。
TOEICのPart5からはリーディングです。
Part7にできるだけ時間を残したいけど、気がついたらPart5に長時間かけてしまっていた経験はありませんか?
気がついたら時間が過ぎていた、という事態を減らすために、対策してスムーズにPart5を突破できるようになりましょう。
Part5が苦手で解くときのコツを知りたい方に向けた記事は別途公開中なのでぜひ、ご覧ください。
この記事から分かること
○part5対策の際に注意して欲しいこと
○part5対策におすすめの勉強法
○part5対策におすすめの問題集
この記事はこんな人向けです。
この記事を読んでほしい人
○Part5対策の注意点を知りたい
○Part5の対策におすすめの勉強法を知りたい
○Part5の対策におすすめの問題集を知りたい
TOEICスコアが伸びない、効率的な学習方法がわからないと悩んでいる方へ
TOEICはPart1からPart7まで幅広くカバーする必要があり、独学だと時間がかかる場合があります。
お金はかかりますが、英会話スクールを使用して解き方のコツやアドバイスをもらいながら短期間でスコアを伸ばす方法も1つの選択肢です。まだTOEICを受験したことがない方やスケジュールを立てる時間がない方、その他にもお悩みがある場合は一度無料相談してみると良いと思います。
◆マイチューター(mytutor)
TOEICやTOEFL、IELTSから英検まで様々な資格に精通した講師陣が在籍するオンライン英会話スクールです。TOEIC講座は500点、650点、800点とコースが3つ用意されており、目標スコアに合わせて選択できます。コスパが高いのでぜひ料金もチェックしてみてください。
◆ワールドトーク
こちらもTOEIC対策ができるオンライン英会話スクールで、1番の特徴は主に日本人講師で構成されている点です。日本人講師だからこそ、効率的な点数のあげ方を日本人目線でお話ししていただけます。苦手なPartの徹底対策や、実際に高得点を取得している講師からのアドバイスによって着実にスコアを伸ばせます。
◆桐原オンラインアカデミー
Next Stage [ネクステージ]などの英語学習教材を出版している「桐原書店」と、上記でご紹介した「ワールドトーク」が共同開発した、資格対策特化型のオンライン英会話スクールです。日本人講師のもと、TOEICや英検の準備を専用のカリキュラムにのっとって短期集中で進められます。
それでは見ていきましょう。
Part5で引っかかってしまう方に注意して欲しいこと
時間配分を意識する
Part5のコツをご紹介した記事にも記載しましたが、リーディングは時間配分が重要です。
特にPart5では時間をかければ解ける問題と時間をかけても解けない問題が混ざっているため、早めに見切りをつけることが重要になってきます。
特に語彙問題で引っかかると、勘が当たるか当たらないかの勝負となり、Part5に時間をかけてしまって、Part7に時間を回せなくなりがちです。
個人的には、Part5で解けそうで解けない問題に時間をつかってPart7が解けなかった時と、Part5で解けそうで解けない問題を切り捨ててPart7に進んだ場合だと後者の方がスコアは高くなると思ってます。
Part7は本文中に答えがあることが多いため、同じように時間をかけるならPart7で時間を使えるようにしてみてください。
品詞の識別に時間をかけない
こちらは特に空欄に合う品詞を選ぶ、品詞問題に関する内容です。
品詞問題では基本的に1つの単語の異なる品詞が選択肢になります。(形容詞、副詞、動詞など)
空欄前後の単語の品詞から、空欄に入る単語の品詞が分かるので、基本的には単語自体の意味を理解していなくても、どの選択肢がどの品詞なのかさえ分かれば回答できます。
しかしながら、どの選択肢がどの品詞なのかを把握できていないと時間がかかる、もしくは正解できなくなります。
品詞の見分け方としては接尾辞の把握がおすすめです。
「単語+ly」の形だと副詞(例:continuously)、「単語+sion」「単語+tion」などは名詞(例:conclusion, consideration)、「単語+able」「単語+ful」「単語+less」などは形容詞(例:agreeable, useful, useless)など、接尾語が何だったらどの品詞になるのかを覚えて、意識しながら練習することが大切です。
問題集を解いて終わりにしない
こちらはどのPartにも共通する内容ですが、Part5は特に問題集を解いて終わりにするのはもったいないです。
特にTOEICのPart5では文法問題なので決まったパターンで出題されます。
そのため、問題集で解けなかった部分がなぜ解けなかったのか、常に理由づけて解くことが重要です。
また、正解になる理由は分からないけど答えは覚えている問題に対してはもう一度印をつけて解説を見ながら復習を行いましょう。
繰り返し問題を解いて、パターンを識別しつつ解けるようになると、本番でもそれぞれのパターンに当てはめてサクサク問題を解けるようになります。
Part5の対策におすすめの勉強法
語彙力を鍛える
まずは語彙力の強化が重要になります。
TOEICでよく出る単語がまとめられている「金のフレーズ」をしっかり覚えるようにしましょう。
また、この後ご紹介する「パート5特急 420問ドリル」で出てきた知らない単語を覚えることも重要です。
品詞問題や動詞問題などを短時間で解くことも重要ですが、語彙力を鍛えて語彙問題を確実に回答できるようになることもPart5で短い時間で高得点を取るために必要です。
知らない単語は単語帳アプリやメモアプリにまとめても良いと思います。
個人的なおすすめは自分だけのLINEグループを作ってそこに知らない単語をどんどん追加し、隙間時間で見直すことです。ぜひ、試してみてください。
問題を繰り返し解いて慣れる
先ほど、注意して欲しいことの中でもご紹介しましたが、Part5では問題を繰り返し解いて、解き方のパターンを身につけることが重要です。
おすすめしたい問題集の使い方としては、間違えた問題に印をつけて、その問題を確実に正解できるようになるまで繰り返し解くことです。
答えを覚えてしまっている場合でも、どういう理由でこれが正解になるのか、どの問題パターンに当てはまるのか、全文読まないと回答できない問題なのか、空欄前後だけで良いのか、など問題を解くときは常に理由づけや問題パターンを認識して解くようにしてみてください。
実際に練習するときの流れとしては以下の3ステップです。
解き方のパターンを落とし込んで慣れることができれば、空欄に入るのが、名詞なのか、形容詞なのか、など瞬時に判断でき、短い時間で高得点が狙えるようになります。
語彙問題は覚える必要があるので、1つ前に説明した内容を参考にしていただけると嬉しいです。
余談ですが、SantaアルクというTOEIC対策用アプリで「TOEICのスコア診断」ができます。
無料で診断できるので良かったら試してみてください!
ちなみに、僕が実際にスコア診断を受けてみた結果は下記にまとめてます。
1つで複数の意味を持つ単語はセットで覚える
1つの単語が複数の意味を持つパターンはTOEICのPart5でひっかけのように出てきます。
簡単な例で行くと、”right”は「正しい」と「右」の両方の意味を持っていますし、”run”には「走る」「運営する」など複数の意味があります。
これらをセットで覚えておかないと正解となる選択肢を選べないことがあります。
“run”を「走る」という意味で覚えておいて、問題文で「運営する」という意味で出されるとおそらく回答は難しいと思います。
そのため、単語を覚える際はせっかくなので複数の意味を紐づけるように気をつけてください。
毎回タイマーではかる
最後に毎回問題を解くときはタイマーではかるように意識してみてください。
本番環境に近づける意味でも、問題は必ず30問セットで時間を測りながら解くようにしましょう。
「パート5特急 420問ドリル」だけでも30問の14セット入っているので、毎回しっかりとタイマーで測ることで時間感覚を身につけることができます。
Part5の対策におすすめの問題集
それでは、Part5の対策におすすめの問題集をご紹介していきます。
各Partに特化した形ではなく、リスニングやリーディング、全体を通して力をつけるための模試など、TOEIC対策におすすめの参考書は別途ご紹介しているのでぜひそちらもご覧ください。
特急シリーズ
リスニングの時と同様にPart5も特急シリーズで対策できます。
初心者向け
英語が苦手で全然聞き取れない方はこちらの問題集から試して、慣れてきたら「パート5特急 420問ドリル (TOEIC L&R TEST) [ 神崎正哉、Daniel Warr ]」へと移行するのが良いと思います。
中級者向け
文法にあまり苦手意識がない方はこちらを2周〜3周して問題形式や会話パターンに慣れた後に、公式問題集を使うのが良いと思います。
私が使用した時はこの特急シリーズPart5では新形式ではなく過去形式対応になっていて、1セットに40問含まれていました。
そのため、私は全部で12分ではなく16分かけて解いていました。
現在の改訂版では、新形式に対応しており、30問の14セット、合計420問も問題が記載されているのでものすごくコスパが良いです。
私はこの教材と公式問題集の実戦練習でTOEICの文法の項目が9割近くまで上がりました。
金のフレーズ・銀のフレーズ
金のフレーズ
金のフレーズはTOEICのPart5を解く上でとても重要です。
特に語彙問題は単語の意味がわかっていないと回答ができないため、金のフレーズを中心にしつつ、問題集に出てきた単語をしっかりと覚えることが重要です。
「600点レベル」や「730点レベル」、「860点レベル」のように目指すレベル次第で必要な単語を勉強することができます。
銀のフレーズ
英語が全く分からなくてどうしたらよいか分からない場合は「銀のフレーズ」という単語集もあるのでそちらから試してみてください。
勉強の際は本を使いたいというような強い願望がない場合は、先ほどご紹介した「abceed」をダウンロードしてアプリ内で単語帳を購入するのがおすすめです。
電車移動中やお店の列の待ち時間などの隙間時間に単語帳を持ち歩かなくても単語の勉強ができます。
私は本派だったので本を購入しましたが、結局隙間時間を有効活用したかったのでアプリ内でも購入し、家では本、外ではアプリというように併用していました。
TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
こちらもPart5の対策には有名な問題集です。
全体的に問題の難易度が高く、時間をかけてでもしっかりと対策をしたい方にはおすすめです。
しかし、正直に言うと、あまり勉強に時間をかけられない場合や900点台まで目指していない方は特急だけでカバーできると思うので、ぜひご自身の状況と照らし合わせてみてください。
公式TOEIC Listening & Reading問題集
公式問題集は2回分の模試が収録されています。
TOEICでは本番で問題を持ち帰ることができないため、実質一番TOEICの本番に近い問題がまとめられている問題集です。
まだ一冊も持っていないという方は、一番新しい分から使っていきましょう。
現在販売されている最新の公式問題集は10です。
TOEIC L&Rテスト でる模試 リーディング700問
この問題集の一番の特徴はTOEICのリーディングの模試が7回分入っているところです。
リスニング用はもう一冊あり、この問題集には収録されていませんが、リーディングの問題を回数こなすことで解けるようになりたい方にはおすすめです。
公式問題集や非公式問題集ではそれぞれ2回分の模試が入っていたのでこの問題集は3倍以上の模試を解くことができます。
しかし、
・回答や日本語訳はついていても詳細な解説がついていない。
・問題のレベルが他の問題集と比べて高い。
という問題点があるため、TOEICの問題に慣れている中級者以上の方にはおすすめできますが、まだ問題に慣れていない方は挫折してしまうかもしれないので注意してください。
最初は特急シリーズや公式問題集をこなして、もっと回数をこなしたい方はぜひご検討ください。
もしも勉強を続けられない場合
勉強を続けることができない場合は、一緒に頑張れるパートナーを見つけたり、時間を確保して受けられる英会話スクールに通ったりすることをおすすめします。
特に、近年オンラインで受講できる英会話スクールが増えてきており、仕事終わりの夜遅い時間であっても自宅からレッスンを受けることができるので、スクールまで行く時間やコストを抑えることができます。
英会話スクールはスピーキングがメインになってしまって、資格対策ができないイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実はTOEICなどの資格対策を日本人講師の方から受けることができるオンライン英会話も存在します。
下記にいくつかご紹介しておきますので、ぜひご覧ください。
ワールドトーク
日本人講師がメインのオンライン英会話です。
初心者で日本語が通じない環境での英会話レッスンをためらってしまう方だけでなく、TOEIC満点、国連英検特A級を取得している「スペシャル講師」も在籍しているので、中級者、上級者の方も英会話力を伸ばすことができます。
また、英会話力の向上だけでなく、TOEICや英検対策も受講することができます。また、海外にてお仕事で活躍されている講師の方も多数在籍しているので、ビジネスシーンのお話やプレゼンテクニックなども教えてもらうことができます。
無料で一度レッスンを体験できます。
\ 今ならレッスン1回無料/
もっと詳しく知りたい方はワールドトークについてまとめた記事をご覧ください。
桐原オンラインアカデミー
Next Stage [ネクステージ]などの英語学習教材を出版している「桐原書店」と、日本人講師のオンライン英会話「ワールドトーク」が共同開発した、資格対策特化のオンライン英会話です。
日本人講師のもと、TOEICや英検の準備を専用のカリキュラムにのっとって短期集中で進めることができます。
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もっと詳しく知りたい方は桐原オンラインアカデミーについてまとめた記事をご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
本記事では、TOEICリーディングで最初に引っかかりやすいPart5の勉強におすすめの勉強法や問題集をご紹介しました。
リーディングはリスニングと違って、高得点が取れるようになるまで時間がかかりますが、一度身につけられれば継続して高得点を取れるようになります。
ぜひ、各問題パターンを把握して、空欄前後だけ読むのか、全文を読むのかの判断や問題にかける時間などを考えながら解けるようになっていきましょう。
Part5が苦手な方に使って欲しいコツをご紹介している記事も公開中です。
リスニングが苦手な方や聞き取れない方に見てほしいリスニング対策の勉強方法や解き方のコツをまとめた記事も公開しているので、そちらもぜひご覧ください。